
症例|前歯の骨が薄い症例に増骨治療

60代 男性
【患者様のご希望】 骨を増やしてでもインプラントをしてもらいたい
【治療部位】 右上21 左上1 インプラント
前歯の根元の歯ぐきが腫れているということで来院された患者様です。すでに数回の治療のやり直しをされており、根が持たない状態でした。骨もだいぶ溶けていることが予想されたので、インプラントを行うなら増骨治療が必要な旨を説明し、治療を決定しました。
初診の時のレントゲン写真です。前歯のブリッジを支えている歯に膿が溜まっている影が映っています。再治療でも完治の見込みはほとんどなさそうです。
抜歯をした際に、膿の影響で歯の周りの骨が溶けている状態でした。このままでは安全にインプラントを行えないので、自家骨(自分自身のほかの部分の骨)移植を行うGBR手術をしました。
その後骨の再生を待ってインプラントを埋入しています。
インプラントの縁の骨が溶けていません。インプラントの寿命を左右する縁の部分が良好に保てることがGBR手術を行う大きな意味の一つです。
インプラントが入った状態の写真です。骨が薄い症例でしたので、根元の部分に歯ぐきが少なくなってしまっています。機能には影響ありません。見た目も上唇を指で返さない限り見えないとのことで満足されていました。